いただいた本の感想のページです

福井県 松井和子さん

私はCDプレーヤーを持っていないので車の中でCDを聞きます。五条一馬さんの昔話や童話を車を走らせながら聞いています。ある日3歳の孫を車の後部座席に乗せCDを掛けると入ったままの”どんぐり森のトンキとブーノ”のお話が始まり、孫も私も”あら”という感じ。

私が「動物さんのお話だよ」というと珍しそうににそのまま聞いていました。家に着いたので車を止めCDも止めると「もっと聞きたい!」と孫。しかたなく「じゃあお家の中で聞こう」といって2階の若夫婦のプレーヤーを持って降りてきて続きを聞くことになりました。

でもあまり長くは聞いていられず「昔話もあるよ」と言って違うものもかけてみるがやはり途中まで。でも童話やむかし話のCDを聞くよいきっかけが出来たなあと思っています。ときたま「むかしばなし」をプレーヤーを見ていいます。

京都府 市原陽子さん

しあわせを見つけた黒うさぎの朗読CDを聞いて

事情があって三線を弾きながら旅をしている母娘が

泊るところも、食べる物もなく、あるお寺に世話になり

お礼に三線を弾き始めるとふるさとの黒うさぎが現れ

母娘がお坊様の優しさで黒うさぎと共に幸せを見つけた

童話であるけれど私も幸せの気分で眠ることが出来ました。

兵庫県 竹内きよ子さん

五条一馬さんの作品を聞いていると心が安らぎます。何か現実から離れて 「また、明日から頑張ろうという気持ちになってきます」

和歌山県 小田様母娘の感想

「母にもどった鬼女」
母:朗読と音楽が情景をより鮮明に浮かび上がらせてくれ、
  前回絵本として読ませて頂いた作品に、新たな生命が吹き込まれた様でした。
  回数を重ねる度、母として妻としての想いの深さが身にしみます。

「たれ目のお地蔵さま」
母:自我の欲望ではなく、他者への思いやり、そして「誰かのために」という純粋な
想いこそが、
  幸せな結末につながったのだと思えました。
妹:言いつけを守らなかったり、お供え物を盗んだりするのは悪いことだけど、
  みんなそれぞれ理由があったし、それを正直に話して謝れるのはすごいことで
す。
姉:私は自分が悪いことをしてまで人のために行動できないから、げんたはすごいと
思った。
  だめなことはだめ、と言えるたぬきの子も勇気があると思った。
  お地蔵さまもただ叱るのではなく、どうずれば良いかを教えてくれていた。
  私もそんな大人になりたいと思った。

「うそつきなんかじゃない」
母:子供をうたがうことは愛ではなく、信じることが愛なんだと感じました。
  常識にとらわれ、限られた見解の中で善悪を判断しがちな自分を省みるきっかけ
となりました。
妹:本当のことを信じてもらえなかったちよは、とても悲しくてつらかったと思う。
  最後は信じてもらえて良かったけど、木に縛られたりしてかわいそうだった。
  私も「うそつき」と言われるのは嫌なので、人には絶対言わないようにしようと
思った。
姉:お父さんとお母さんは厳しいと思った。ちよがかわいそうだった。
  お父さんとお母さんがあやまってくれて良かった。
  小さな子が話すこと、見たり聞いたりしたことを、
  それがどんなに不思議な内容でも、まずは信じてあげようと思った。

今年も五条一馬さんの活動を通して、
ひとりでも多くの方の心に勇気や希望の灯がともります様に

「島田左近と浩太」
母:ありのままの姿を受け入れ、己に磨きをかける…人として生き方の手本を見たよ
うな気がします。
  受けた教えや恩を、次世代に継いでいくことを心がけたいと思える作品でした。
姉:浩太は「こうなりたい」という目標になる相手がいて、
  その人にすぐそばで、色んな事を教われて幸せだと思った。
  そして何よりその目標を達成するために、努力を惜しまないところが偉かった。
  私はまだ目標が見つかっていないけど、
  もしなりたい職業やあこがれる先輩と出会えたら、
  難しいこと・しんどいことがあっても、浩太のようにあきらめずに頑張りたい。

福島県 村岡久美子さんの感想「山犬物語」

二作品とも、登場人物がみんな心優しく、民話のような語り口がさらに

温かみを感じさせるお話でした。

人を思いやる気持ちはどこかへ繋がって、

また自分に帰って来ると勇気づけられました。

山の神様の存在が描かれていますが、わたしも身近な

ところに沢山の神様がいると思っています。

野生の鳥獣は人より神様への距離が近いだろうなとも思います。

一度読んだだけでもあらましが心に残り、読み返すといろんなことに

気づかされる、とても素晴らしい童話でした。

京都府 大西様の感想 「おさよと山犬」

娘の感想…いなくなった時に何があったのか、

最後はどこに行ってしまったのか、とても不思議に思いました。

しゃべらなくても大事なことは伝わるのがすごいな。家族だからそうなれるのかな。

山に帰ってからも元気でいられたらいいな。

佐吉とお母さんとお嫁さんも、おさよのおかげで、仲良く幸せに暮らせると思いました。

大西様の感想…みんなが泣けるくらい優しくて、貧しいけれどお互いを思いやって生きてる姿は、

現代の家族のお手本になると思います。

おさよが山へ帰っていくという結末は、家族とはいえ、

いずれは生きる道が別れてしまう日がやってくる事を意味するのか… 

だとしたら親兄弟との別れを受け入れ、

それぞれの場所で生きていくという決断に拍手を送れる自分でありたいな

(今はまだ口出してばかりのダメな母親ですが)とも思いました。

「新吉とおくり狼」

娘の感想…狼は初めから優しかったんじゃなくて、

新吉が傷の手当てをしてくれたから、優しい狼になったと思う。

私も、おこられたり意地悪をされたりしたら嫌な気持ちになるけど、

優しくされたら優しくしたいから、きっと狼も助けてくれた新吉のことを助けたくて、

道を教えてあげたんだと思う。最後は千代も助かって良かったし、相手が動物でも人でも、

優しくすると自分が困った時にも助けてもらえるかもしれないので、なるべく優しくしたいです

大西様の感想…相手が狼だったら、手を差し伸べられるか?良心と恐怖心、

いざという時どちらが勝るのか?正直新吉の様に振る舞える自信はありません。

冒頭、自分に足りない物を教えられました。

優しさの連鎖、これも物が溢れ、人を介さずとも欲しい品物が手に入り、

人付き合いが希薄さを増す世の中では、忘れがちな事になりつつあります。

そんな「大切なもの」「失くしてはいけないもの」が確かにある事を教えてくれる、

懐かしくて温かな作品でした。

今年はコロナに翻弄された一年でしたが、

このような温かい作品に触れる機会を与えていただき、

相手を思いやることの尊さに改めて気づかされました。

母にもどった鬼女

大西さんの娘さんの感想・・・鬼になってしまっても、家族のことを思う気持ちを失わずにいられて

とてもやさしいお母さんだと思いました。 

鬼になっても心がお母さんのままというのはとてもつらいと思うけどきっとこれからは

簡単に人の命を奪ったりしない優しい鬼としていきていってくれると思います。

鬼だからと言って必ず悪者と言うわけではないし何かわけがあって仕方なく鬼になって

人間にもどれず鬼として生きていくしかない鬼はかわいそうです。

※娘は鬼に家族を殺された主人公が鬼を退治しながら成長していくアニメ

「鬼滅の刃」が大好きです。

そこに出てくる鬼にも様々な生きざまがあり悲しみを背負って鬼として生きる様子が描かれており物語を重ね合わせて楽しんでおりました。

ゆえに前回にもまして少し不思議な感想になっております(苦笑)

大西さんの感想・・・家族に対する慈愛の深さが優しさや悲しみとなって滲み出ている作品だと思います。鬼になっても変わらぬ「母」そして「妻」としてのゆるぎない想いそして

そんな女性に対し夫と息子もまた深い情愛を抱きつつも共に生きられない悲しい運命。

ある日を境に平穏な日々が変化してしまっても家族の絆が薄れることはない・・・

この時代だからこそ心に響く部分がありました。

「白いカラス」

大西さんの娘さんの感想・・・

白いカラスは仲間外れにされて悲しかったところを心の優しいおじいさんに助けてもらって

恩返しに来たんだと思います。私は白のままでもほかのカラスと違ってすてきだとおもった

けどやっぱりみんなと同じ黒いカラスになって仲良く暮らせることが一番の幸せだったのかな。

最後はおじいさん達とのお別れが悲しかったけどほかのカラスと楽しく過ごせて

良かったです。

大西さんの感想・・・

一羽だけ色が違うことで孤独を強いられることになったカラス、その姿に胸を痛めていたところ。白いカラスとともに読者である私もおじいさんの優しさに救われました。

その優しさに惹かれ次は報いようとする健気な白いカラスにも心打たれました。

側にいるという幸せも選べる中でことばにならない思いをくみ取って相手の「本当の幸せ」

とは何かを考える。互いを思いやるからこその幸せの形がある。利他の心を教わりました。

〇私は20年近く山登りをしてきましたが、山の神様はきっといらっしゃると信じています。山に登るときはいつも「よろしくおねがいします」下山すると「ありがとうございました」と皆さんと一緒にお礼を言っていたことなどを思い出しました。

               京都府   村山美由紀

〇朗読してみました。一作目の終わりの部分で声が詰まってしまい、二作目とも心が動かされる物語。どこかで朗読してみたいと思いました。そして、ほかの方にもこの感動を伝えなければと思いました。

〇新吉とおくり狼

 新吉は狼が穴にはまっているところを助けてあげ、新吉は千代が体調を崩し、なかなか見つからない薬草を狼が持ってきてあげたので新吉も狼も優しいと思った。おさよと山犬を読んで、貧しかったら畑で採れたものや川で採れたしじみや小魚しか食べられないし、量もたくさん食べられない。栄養もあんまり取れないから僕だったらお腹がすいていやだなあと思った。

                大阪府 中学1年  尾口達也

              奈良県  吉岡千里

最近 すばらしい童話を孫と共に読んで楽しみました。

 オオカミは怖いとのイメージがありますが、この童話は人間と動物との共生を通じて、人と人とのつながり、家族愛、地域との助け合い自然の恵みの尊さ、すべてに感謝を伝えたい作品だと感じました。著者の心温まる気持ちが伝わってきました。小学生向きに書かれていますが大人が読んでもおもしろい童話です。時節がら肩を落としてホットする気持ちになりました。

 著者 五条一馬さんの あとがきには、

 「子供には夢を、若者には希望を、大人には生きがいを、お年寄りには人生の喜びを」を思いながらこれからも書き続けたいと、しめてありました。

                       東京 土屋嶺子

「山犬物語」を読んで

おさよはどうなってしまったのかなあと心配した。けれど読んでいくうちに、おさよはお母さんに、お米やシカの肉をわたしていたのを知って安心した、私は、おさよは山犬だったんだなと思いました。おさよは、山犬になってお母さんと佐吉をいつまでも見守っているんだと思いました。とても感動しました。

              京都府小学三年  前田やよい

〇人間の思いを超えた、いのち、自然の強さ、優しさ、温かさ、それと繋がっているということのありがたさを温かい言葉によって深く胸にしみこみました。

              宮城県  東 義輝

〇私は20年近く山登りをしてきましたが、山の神様はきっといらっしゃると信じています。山に登るときはいつも「よろしくおねがいします」下山すると「ありがとうございました」と皆さんと一緒にお礼を言っていたことなどを思い出しました。

               京都府   村山美由紀

〇朗読してみました。一作目の終わりの部分で声が詰まってしまい、二作目とも心が動かされる物語。どこかで朗読してみたいと思いました。そして、ほかの方にもこの感動を伝えなければと思いました。

〇おさよと山犬を読んで思わず涙がこぼれました。おさよがどうなるのかとお話しの

 世界にすいこまれました。

                     東京都 福田玲子さん

〇この作品を読んで気持ちがスッキリし昔よく山里などであそんだことを思い出しました。

                    京都府 小川千恵子さん

〇この絵本童話はホッとするお話で絵もあたたかくとっても癒されます。

                    大阪府 山崎 和子さん

〇山犬物語をドキドキしながら読みました。心にしみるよいお話しでとても幸福な気分になりました。

                    福島県 佐藤まゆみさん

〇この絵本童話に癒されました、心がやさしくなれます、何度も読み返しています。

                   京都府 川上幸子さん

〇本を読んだ後とってもやさしい気持ちになりあたたかくなりました

                   大阪府 鈴木さおりさん