一馬のむかし話、朗読と和紙作品展

2021年11月6日(土曜日)、7日(日曜日)

多くの皆様にご来場いただき出会いに感謝!

五条一馬 自筆

作品展 動画で映してます!https://youtu.be/QmX06sh7dl4

詳しくは 五条一馬の昔ばなしと越前和紙でつづる童話の世界(11月6日から7日) – めがねのまちさばえ 鯖江市 (city.sabae.fukui.jp)

五条一馬の昔ばなし 越前和紙でつづる童話の世界 | 日々URALA(ウララ)

youtubeを見て聞いて

母にもどった鬼女

大西さんの娘さんの感想・・・鬼になってしまっても、家族のことを思う気持ちを失わずにいられて

とてもやさしいお母さんだと思いました。 

鬼になっても心がお母さんのままというのはとてもつらいと思うけどきっとこれからは

簡単に人の命を奪ったりしない優しい鬼としていきていってくれると思います。

鬼だからと言って必ず悪者と言うわけではないし何かわけがあって仕方なく鬼になって

人間にもどれず鬼として生きていくしかない鬼はかわいそうです。

※娘は鬼に家族を殺された主人公が鬼を退治しながら成長していくアニメ

「鬼滅の刃」が大好きです。

そこに出てくる鬼にも様々な生きざまがあり悲しみを背負って鬼として生きる様子が描かれており物語を重ね合わせて楽しんでおりました。

ゆえに前回にもまして少し不思議な感想になっております(苦笑)

大西さんの感想・・・家族に対する慈愛の深さが優しさや悲しみとなって滲み出ている作品だと思います。鬼になっても変わらぬ「母」そして「妻」としてのゆるぎない想いそして

そんな女性に対し夫と息子もまた深い情愛を抱きつつも共に生きられない悲しい運命。

ある日を境に平穏な日々が変化してしまっても家族の絆が薄れることはない・・・

この時代だからこそ心に響く部分がありました。

「白いカラス」

大西さんの娘さんの感想・・・

白いカラスは仲間外れにされて悲しかったところを心の優しいおじいさんに助けてもらって

恩返しに来たんだと思います。私は白のままでもほかのカラスと違ってすてきだとおもった

けどやっぱりみんなと同じ黒いカラスになって仲良く暮らせることが一番の幸せだったのかな。

最後はおじいさん達とのお別れが悲しかったけどほかのカラスと楽しく過ごせて

良かったです。

大西さんの感想・・・

一羽だけ色が違うことで孤独を強いられることになったカラス、その姿に胸を痛めていたところ。白いカラスとともに読者である私もおじいさんの優しさに救われました。

その優しさに惹かれ次は報いようとする健気な白いカラスにも心打たれました。

側にいるという幸せも選べる中でことばにならない思いをくみ取って相手の「本当の幸せ」

とは何かを考える。互いを思いやるからこその幸せの形がある。利他の心を教わりました。